リフリート工法>
特徴は、次の通りです。
DS-HG仕様:内部鉄筋の防錆・予防保全に対する改修仕様
DS-HG仕様の特徴(特許工法、建築施工技術審査証明取得)
DS-HG仕様は、「DS-400」による《化学的改修》と「DS防錆ペースト」による《化学的・物理的改修》によって構成されており、鉄筋およびコンクリート表面に「DS-400」および「DS防錆ペースト」を塗布することにとより、コンクリート中に防錆成分をコンクリート中により効果的に拡散させ、その作用で鉄筋表面に緻密な被膜(不働態被膜)を形成させて鉄筋の腐食を抑止します。特徴は、次の通りです。
- 腐食鉄筋の防錆はもとより浸透性の防錆成分が、コンクリート中に徐々に浸透していきますので、施工上どうしてもはつり取れない鉄筋裏面の防錆およびコンクリート内部の鉄筋の防錆にも効果を発揮します。
- 特に、塩害を受けた鉄筋コンクリート構造物のように、既に塩化物イオンを含むコンクリート内部に存在する鉄筋の防錆に効果を発揮します。
主な審査証明内容
- 鉄筋の腐食が発生する恐れのある部分のコンクリート表面に、200g/m2の量の浸透性防錆剤「DS-400」を塗布し、さらに「DS防錆ペースト」を2mmの厚さで塗りつけることによって、本施工技術を適用しない場合と比較して、鉄筋に対する防食性を向上することができると判断される。
- 高圧水処理によってコンクリート表面に適切な状態に目荒らしし、さらに、表面含水率8%以下とすることによって、適用部分に確実に200g/m2の量の浸透性防錆剤「DS-400」を塗布し、本施工を適用しない場合と比較して、鉄筋に対する防食性を向上できると判断される。
- 「DS防錆ペースト」を2mmの厚さで適用部分に塗り付けることによって、コンクリートの中性化速度を本施工技術を適用しない場合の1/2以下とし、耐久性を向上することができると判断される。
- 本施工技術で実施する「DS防錆ペースト」は、JIS A 6916「建築用下地調整塗材」のセメント系下地塗材2種の品質規格を満足し、各種仕上材が施工できる下地調整を可能とすると判断される。
用途(適用範囲)
1.鉄筋腐食が認められる鉄筋コンクリート構造物
- 鉄筋の腐食による錆汁、ひびわれ、浮き、鉄筋露出等の劣化症状が認められる箇所
- ジャンカ、豆板、コールドジョイント等のコンクリート欠陥部の鉄筋防錆
- 施工上どうしてもはつり取れない部分の鉄筋の防錆
2.塩害、中性化により、今後、鉄筋腐食が予想される部位(予防保全、予防防錆)
- 臨海地区の鉄筋コンクリート構造物
- 構造補強工事での内部鉄筋の防食
- かぶり厚さが小さい鉄筋コンクリート構造物
例:1986年(かぶり厚さ改訂)以前の鉄筋コンクリート構造物
<・・・ 前ページに戻る